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特発性大腿骨頭壊死症の特発性とは?

特発性というのは原因がはっきりしない場合に使用する用語です。大腿骨頭壊死症の背景因子として、ステロイド治療、アルコール多飲、喫煙などがありますが、因果関係は未だ不明とされています。
それに対して、骨折などの外傷後に起こる外傷性大腿骨頭壊死や潜函病や鎌状赤血球症では大腿骨頭壊死症は起こりうる合併症のひとつとして考えられており、特発性には含まれません。
国の指定難病の範囲は特発性であることで、ステロイド性、アルコール性、喫煙などが含まれます。
図にすると下のようになります。

指定難病と診断されると、厚生労働大臣が定める重症度分類を満たす場合は受給者証が発行され、医療費助成を受けることができます。
※自由診療においては医療助成はありません。